今年の漢字は「応援」です!

2020年5月22日(金)皆さん、こんばんは!

昨日のブログは嘆きの話題でしたが、今日は一転希望の話題です。

私の身の上は上がったり、下がったり、毎日ドラマの連続です。笑

さて、数日前から県内のタクシー事業者の皆さんに連絡を取らせて

いただいています。

何のため?

飲食店さんのテイクアウトを運ぶサービスをスタートしていませんか?

という打診です。

実はタクシー事業を監督する国土交通省が規制を期間限定で緩和したん

ですね。9月30日までの間、タクシーが飲食店の料理をデリバリーする

ことができるようになりました。

そこで、私、考えました。

「飲食店さんを応援することと、タクシー事業者さんを応援することを

セットにして、このサイトで紹介できたらいいんじゃないか。

タクシーもこの騒動以前から経営は大変だったはずですし、その上で

夜の街に出かける人も減ってさらに大変なはず。」と。

そう考えたら、即行動!

実は私、高知県観光タクシー、いわゆる「おもてなしタクシー」の

推進のための委員会のメンバーでもありますので、高知県観光コンベンション

協会さんやタクシーの組合の様子もある程度把握しています。

そこで、いったん高知県観光コンベンション協会さんに連絡して、タクシーの

組合さんに繋いでもらいます。

一般社団法人高知県ハイヤー協会さん、高知市ハイヤー協同組合さん

それぞれを直接訪問して、事情と私の想いを話して関連情報を教えてもらい

ました。そしてその足で、四国運輸局さんも訪問。私の想いを伝えて何か

障害になることはないか、、確認しました。

結果、いずれの皆さんも快諾!

県内のタクシー事業者さんの置かれている状況や今回の特例についての

各社の判断などを丁寧に教えていただきました。

「困っちゅう時はお互いさまやき。そして(高知の食卓のような)サポート

をしてくれてありがとうございます。」

と言っていただけて、私も晴れ晴れとした気持ちになりました。

現在、私の手元には高知県内のタクシー事業者さんの一覧表があります。

直接訪問するにはリスクのある状況ですし、また私も自分自身の仕事もあり

ますので、このことばかりに時間を割くわけにもいかず、1軒1軒電話を

させていただき、同じく事情と想いを説明し、協力をお願いしているところ

です。

今日はそんな中、嬉しい成果がありました。

ある地区のタクシー会社さんと近所の飲食店さんがデリバリーをスタート

されていることをその電話連絡の過程で把握できました。そしていずれの

方々も「高知の食卓」への情報掲載を快諾してくださいました。

そこでも聞こえてきたのが、この言葉です。

「困った時はお互いさまだと思っています。

(お店のある)ここは限られた範囲の小さな地域です。

もし、その地元のタクシー会社さんに他の飲食店さんが連携したい、と申し出

があれば、ぜひ高知の食卓さんがそのタクシー会社さんに繋いでいただけません

でしょうか?」

あー、また感動で涙です。

てっきり繋いで欲しくない、と言われるのか、と身構えてしまいました。

でも、その言葉は違っていました。

こう言った非常事態や危機にあたっては人の気持ちの本質や、その人の価値観が

本当に露わになります。

昨日はとても悲しい思いをしただけに、今日のこの言葉で救っていただけました。

私もまだ覚悟が足りないのかもしれません。

でも、私も人間で、気持ちも心もあります。

これまで飲食店さんの料理で幸せにしてもらった分だけ、恩返しがしたい!と

純粋な想いで始めたこの「高知の食卓」サイト。

感謝の言葉や嬉しい気持ちを感じることができたら、私もそれが励みになります。

1ヶ月ちょっと運営してきて今言えることは、

「高知県経済の復興に、飲食店さんの活性化無くして復興はあり得ません。」

です。

製造業やその他産業の皆さん、すみません。

でも、食べることで人は幸せになれるんです。

家で食べる食事、そして外で食べるスペシャルな食事、その2つの食事シーン

の片方、外で食べる食事が失われています。

だから、飲食店さんを応援するんです。

みんなで応援するんです。

自分ができることをできる限りで応援するのです。

そういう気持ちの広がりとか連鎖が県民の皆さんに広がればいいなぁ、、と

期待しながら、毎日コツコツ取り組んでいます。

本当に広がるといいな。