休業要請をどう考えるか、、というテーマ

2020年4月29日(水)皆さん、こんばんは!

5月6日まで日本全体が緊急事態宣言下にあって、外出自粛要請と人が集まるイベントや

店舗には休業あるいは中止検討の要請が出ています。(※生活に必要な業態は除かれています。)

今、飲食店の皆さんがいちばん関心があることは、

「5月7日(木)以降、お店の営業を再開していいのか?」

という点ではないでしょうか。

営業を再開する、というのは

「店内の座席を使用して、店内で普段のレストラン営業を行っていいのか?」

という疑問です。

私は医療の専門家ではありませんので、政府の見解や発表に対して否定も肯定もできる

知識も経験も持ち合わせておりません。

その前提ではありますが、これまでに政府から発表されている宣言類や報道から発信されて

いる情報に、自分のこれまでの人生経験や感覚を重ね合わせると、おそらくこうなるのでは

ないか、、という推測が見えてきます。

・感染していない人が多いであろう現状で感染者が増えることはあっても減ることはない。

 決定的な薬が開発されていない上に、普及するには一定の時間が必要。その状況を背負う

 緊急事態宣言はそう簡単には解除できない。

・5月7日以降は仮に宣言が解除されたとしても、(前記の理由により)引き続き外出自粛は

求められる。

・もし5月31日まで緊急事態宣言が延長されたとしても、それは「5月の終わりの日が31日

 である」ということを単に示すだけのものであり、宣言解除を約束するものではない。

・緊急事態宣言(外出自粛要請・休業要請)の期限は延長を繰り返す。

ということ。

これらを踏まえるとレストラン営業を5月7日以降戻すことができるかどうか、、については

自ずから答えが見えてくるのではないでしょうか。

感染症とそれに端を発する政府の発表等について語るのはここまでにして、飲食店の皆さんが今、

考えるべきことは、5月7日からレストラン営業ができることを期待するのではなくて、

「お客様に座っていただいて食事をするいわゆるレストラン営業ができなくても、

 売上が立つ(事業が成り立つ)方法を考えて実行する」

ということがとても重要です。

テイクアウトメニューを企画して実行するのもその第一歩です。

ゴールデンウィークが明けるまで休業する事を選択しているお店もあります。

お店が感染源や拡大を助長することにならないこと、スタッフの安全を確保するため

に休業しています。とても大切でかつ勇気の必要な判断です。

とても難しい判断をしたからこそ、その休業期間中を「次なる一手」を考える時間にぜひ

あてて頂きたいです。

テイクアウト、デリバリー、新たなメニュー開発、加工品など商品開発、異業種への参入、、

次なる一手は必ずあります。

これは飲食業に限定される事柄ではなく、休業せざるえない業種、売上減少の影響を

受けている企業全てに共通する考え方です。

ここであえて質問(課題)を設定します。

「緊急事態宣言(外出自粛要請)は1年、あるいはそれ以上続く可能性もあります。

 自分のお店(事業活動)を1年間休業できますか?」

これが全ての思考の出発点です。

お店は閉店していても、アタマとココロを動かして「次なる一手」を考えていきましょう!

※悩まれている飲食店さんがいらっしゃいましたら、お問い合わせからご相談ください。