商品開発会議の核心に触れた、、

2022年7月8日(金)皆さん、こんばんは!

今日は高知商業高校社会マネジメント科地域実践コース3年生の皆さんと商品開発会議に

臨みました。

今、ふたたびある商品についてみんなでアイデアを出し、議論をし、検討をしています。

試作品も登場して、試食をおこないながらの検討です。

商品開発会議の現場で起こりやすいこと、

それは「商品の個性が消えていく」という現象です。

人はこれまでに食べたことのある味、美味しかった記憶のある味を脳に記憶しています。

その記憶の中に味に今食べた味を重ねて、美味しいと感じるかどうか、、を判断しています。

そうなると、結局のところ味の中央化とでも言うのか、平均的な味に集約されていってしまう

のです。

例えば、麻辣を使った激辛料理を開発者が提案したとき、試食した人が「これは辛すぎる」

という意見が続くと、辛さを抑えるようになります。そういったことを繰り返しているうちに

やがて辛さの少ない平凡な味のものになってしまうわけです。

商品の個性を何で持たせるか、、

その視点にもよって開発の方向性が変わってきますが、これまでにない新しい価値を持った

商品を開発しようとする時には、ひとマス越えて斜め前に飛ぶような気持ちで想像力を働かせる

ことが大切です。

そういったことを今日は生徒の皆さんに伝えました。

正解はありません。

自分たちが導き出したい答えに向かって試行錯誤することが必要なことで、そこから何を学び

とるのか、、が重要です。

今日の商品開発会議にその核心がありました。

ということで、私も次の味や価値に出会うため今夜はステーキを堪能します♫