「想いの伝え方」

2022年10月24日(火)皆さん、こんばんは

今日は朝から嬉しいお知らせが高知商業高校の先生から届きました!
昨日の高知新聞「新聞感想文コンクール」の入選者発表の別刷記事のことです。
 
それは、
「想いの伝え方」
というタイトルの土佐山学舎9年生の生徒さんが書いた作文が掲載されていること、その内容がとても
本質をついていて私たちのこれからの取り組みにもとても刺激を与えてくれることを連絡してくださいました。
 
その作文を読んでみると、、
 
■その方(作文の作者・9年生の生徒さん)は自分の学校でも地域食材を活用した商品開発をしている。
でも、なかなかここ土佐山に人が来てくれない。
 
■街の中心から離れた場所で懸命に取り組んでもなかなか人の注目を集めるのは難しいことを今実感している。
 
■そんなことを考えているときに高知商業高校の商品が「土佐の食1グランプリ」に出場している記事を見つけた。
記事の中から感じる商業生の自信に満ちた様子に、自分たちの活動を比べて「何が違うのか?」と自問自答した。
 
■そこで答えに気づいた。
「美味しいもの」に加えて、「伝えることが大事である」と。
 
■そこで、私はこれからも・・
 
というような主旨のことが書いてあります。
(ぜひ高知新聞の記事で原文を読んでみて下さい。23日日曜日の朝刊に添付されていた別刷の新聞に掲載されています。)
 
私、東森もこれまで各地の学校と連携して、商品開発や農業体験を企画し、生徒の皆さんや先生と取り組んできました。
今から10年ほど前、こういった取り組みを学校に説明してもなかなか理解を得ることが難しいかったのが当時の印象です。
 
企業と学校をつなぎます、そして商品開発をしましょう、と提案する私の存在は相当怪しい人、、と学校の先生に思われていた節が当時ありました。笑
 
それから10年、そんな中、理解を示してくださった先生や生徒の皆さんと進めてきた歩みは数々の実績と各方面への影響を発揮し、ふと気づくとあちこちの学校にその取り組みが広がり、新聞記事でもほぼ毎週その取り組みを見かけるようになりました。
 
今や実践系高校のみならず、普通科でも商品開発や地域イベントの企画立案と実践に取り組む時代になりましたね。
 
この土佐山学舎の生徒さんの作文の文末にはこのように書かれています。
 
「今の時代に、私のように子どもが社会参戦するのは珍しくない。
 つまり “子どもなのに凄いね” と言われる時代は終わったのだ。
 そんな中でどうすれば人々へ最大限の想いを伝えることができるのか。
 私はこれからもこのことを考え続けたい。」
 
この10月から高知商業高校の創造的教育方法実践プログラムのコーディネーターの任についている私にとっても、とても大きな命題となるこの作文。
 
最大限の想いを伝える方法を考え続ける、、
 
私もしっかりと心に留めます。