寄付つき商品というマーケティングがあります。

2020年6月12日(金)皆さん、こんばんは!

さて、今日はマーケティングの新しい手法を紹介します。

明日6月13日(土)から(株)サンプラザが取り組む「寄付つき商品販売企画」

がスタートします。

(株)サンプラザ「寄付つき商品販売企画」ホームページ

https://www.sunplaza-kochi.co.jp/news/love+tosa+city2020

 

 

 

これはどういう仕組みの企画なのか?を説明します。

商品の販売価格に寄付金が含まれていて、お客様がその商品を購入する度に寄付金

が集まる、という仕組みです。

こうすることで、お客様は普段の買い物行動で社会的課題の解決のための活動に参加

することができます。

また、寄付つき商品に含まれる寄付を受け取る団体は、スーパーマーケットの販売力や

情報発信力を活用して自らの団体や活動のPRを行うことができ、結果として寄付金を

受け取ることができます。

この仕組みはまさに「一石◯鳥」のマーケティングモデルです。

この◯には数字が入ります。

例えば一石「寄付つき商品が売れる」と

①社会的課題の存在が認知される。

②寄付が集まる。

③社会的課題の解決に取り組む団体を応援することつながり、課題解決も促進される。

という3つの効果(三鳥)を得ることができます。

これは社会的課題の解決側からみる効果ですので、寄付つき商品を用意するお店側から

みても効果を得ることができます。

①社会的課題の解決に共感するお客様の来店動機につながる。

②寄付つき商品の販売点数が伸びることを期待できる。

③企業内のスタッフに社会貢献について意識や知識を持ってもらう機会になる。

こういった効果が期待されます。

その他にもここに挙げていない細かな効果が企業側にも、寄付を受ける団体側にも、

そして地域社会にもあります。

つまり「地域・団体・企業」の3つが効果・成果を得る「三方善し」モデルなのです。

「寄付つき商品販売企画」は新しいマーケティングであり、社会的課題を解決する

ためのエンジンになる仕組みなのです。

さて、ここまで説明しますと、勘の鋭い方はお気づきですね!

飲食店でも同様のことができますよ。

飲食メニューの料金に寄付を加えて、その1皿が、あるいは飲み物の注文1杯が地域社会

を善くすることにつながるアクションへとつなげることが可能なのです。

新型コロナウィルスに社会の意識が向いているうちに、もっと身近な地域社会の課題解決の

ための活動を支援する「寄付つき飲食メニュー」の展開はいかがでしょうか。

サンプラザの企画もあえて世の中の逆張りで企画しました。

「世界は決して1色(モノトーン)に染まらない!」

つまり新型コロナウィルスに染め上げられた今だからこそ、人の関心が薄くなってしまった

地域社会の課題にフォーカスするのです。

そこに意義があります。

さて、いざ!プランニングしよう!と机に向かったときに考えることとは、、

どんな課題をフォーカスするのか?どの活動を支援するのか?どこに寄付をするのか?

企画を組み立てるために押さえるべきいくつかのポイントがあります。

私はそういったポイントを踏まえた企画をプランニングする仕事、いわゆるファンドレイザーと

しての役割も業務として担っています。

明日13日からのサンプラザの企画ももちろんアドバイザーとして参画しています。

今後の動きにぜひ注目してください。

そして結果はまた期間終了後にこのブログでも報告させていただきますね!