突き抜けるためには突き抜けた努力を!

2020年6月15日(月)皆さん、こんばんは!

「高知の食卓」を開設して以来、飲食店の活性化や地産地消をテーマとして

様々な角度の皆さんと情報交換や企画の打ち合わせを行うことが増えました。

スーパーマーケットのチラシ情報掲載アプリの「トクバイ」さんからは

「高知の飲食店のテイクアウトの動向を教えて欲しい」と打診がありました。

この打診、実のところなかなか面白かったです。笑

「トクバイ」さんは通常はスーパーマーケット分野のチラシ情報配信サービス

がメイン事業なのですが、3月末頃から飲食店テイクアウトに注目が集まっている

と読んで、アプリにテイクアウト情報を掲載することを企画して、地方の情報集約

サイトに次々と声を掛けて提携を打診している様子でした。その後、スーパーマーケット

もチラシ自粛を始めましたので、事業的にも少し苦しくなっていたのは間違いありません。

そのことも投影したような様子で、かなり慌てて取り組もうとしている様子が担当の方の

連絡内容やその文面から伝わってきて、その様子が興味深かったですね。

その後、「県内の養殖魚が行き場を失って困っている」という情報をキャッチしました。

すぐさまスーパーマーケットのサンプラザさんに救援のための商談ができないか、

を依頼し、私も養殖事業者さんに直接連絡を試みました。

その一連の過程は、県にも把握してもらい必要な対策を講じてもらう必要があると

感じ、5月の初旬には高知県地産地消・外商課さんと水産振興部さんを訪問して

情報提供を行いました。また「行き場を失った県産品の対策」については次のよう

にアドバイスをさせて頂きました。

「新型コロナウィルス感染症発生以後も人が1日3食食事をすることは止めて

 ない。だから今こそ地産地消を推進するべきです。」

高知県内のタクシーデリバリーの情報を「高知の食卓」に掲載するために

高知県ハイヤー協会さんと高知市ハイヤー協同組合さん、四国運輸局さん

にも「高知の食卓」サイトの存在を伝え、共感を頂くことができました。

この分野についてはタクシー事業者同士がデリバリー料金の価格競争になる

ことを避けているそうで、なかなか事業開始と情報の掲載も進まない、、と

いう現実にも直面しました。

最近では、南国市にある西島園芸団地さん、高知龍馬空港さんともそれぞれ

ミーティングの場を設けて頂き、最新の状況についてお話しを伺いました。

そして「高知蔦屋書店」さんとも情報交換を始めています。

このように「高知の食卓」を介して様々な皆さんと情報交換や企画を話し合って

いる毎日です。

私は「感染症そのものと自粛による見えない壁」が存在していることを感じて

います。どの方向を向いても、誰と話しても息詰まる閉塞感があるのです。

新型コロナウィルスに感染したらどうしよう!という不安や恐怖。

緊急事態宣言やアラートなど人の行動を制約する言葉の連発の結果、気持ちが萎えて

しまった経済活動。

その結果、県産品が行き場を失っているわけです。

お店に人が出向くことを躊躇するようになっているです。

これらが閉塞感をあらわす壁になっています。

その壁を突き抜けるためには突き抜ける努力をしなければなりません。

私は様々な立場の皆さんとの情報交換の場を通じて、多くの情報を得て、様々な選択肢

があることを感じ始めています。

一時期は県産品の通販(EC)サイトの構築もその選択肢のひとつとして構想していました

が、同種のビジネスが先行していますので、切り口を変える必要があると判断し今はその

タイミングを窺っています。

今までに無かった仕組みを作らなければなりません。

飲食店の皆さんへ、

もし今少しずつ客数が戻ってきているとしたら、、

それは幻想です。

お店の努力ではありません。政府やテレビから流れてくる情報に影響を受けた人がやって

きているだけです。ですので、次に「第二波発生」となればすぐに引いていきます。

では何が必要なのか、、

「人が来店しなくても売上が立つ方法を構築する」ことが今求められています。

この2ヶ月、様々な立場の皆さんから状況を聞かせて頂いた結果、私はそういう考えに

至っています。