「麒麟がくる」にて名言に出会う!

2020年4月19日(日)

皆さん、こんばんは!

突然ですが、、

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」を毎週欠かさず観ています。

私は実は無類の日本史好きでして、高校の時の日本史の成績はオール5でした。笑

当時の日本史の先生がまたオタクな先生で、中間・期末テストは普通100点満点のところ

日本史は200点満点。どういうことかと言うと、単純に問題数が2倍ある、ということ。

日本史は暗記科目ですので、2倍の設問があるテストに対してひたすら覚える、という

のが試験対策でした。幸い私は日本史が得意中の得意でしたので、ひたすら覚えるのも

苦もなく、私の最高得点は196点、4点(2問?4問?)だけ間違っていた、ということを

うろ覚えですが何となくの記憶の中にあります。

さて今日19日(日)は「麒麟がくる」その放送日でした。

が、今日のブログで紹介する名言は先週12日(日)の放送での話し。

斎藤利政(のちの斎藤道三)の娘である帰蝶は織田信長の下に嫁ぎます。

当時でいうところの政略結婚です。

斎藤家と織田家が婚姻関係になることで、お互いの安全と利益を享受し合う関係

になるという戦国の世の戦略です。

帰蝶が嫁いだ数年後、斎藤利政は娘婿である織田信長と面会したい旨を信長に

申し入れます。

織田信長は織田家を継いだばかり。

まだ若い頭領です。

会えばもしかしたら斎藤利政に自分が討たれてしまうのではないか、、と少し

怖さが勝り面会するのを躊躇います。

そこに妻帰蝶が夫信長にこう言います。

「我が父、斎藤利政とお会いにならなければ、臆したと見られます。」

そしてこうも言います。

「もし会わなければ私は美濃(実家・斎藤利政の本拠地)に帰らなければなりません。」と。

仕方なく会うことにした信長に(ドラマの演出上かもしれませんが)面会時の衣装のことなど

細かく指定してくることに驚く信長に向かって帰蝶はさらにこんな言葉を掛けます。

「やるべきことを全てやって、あとはその場の勝負」

それを聞いて呆気に取られながらも、さすがマムシ(斎藤利政のあだ名)の娘よ、と感心する信長。

帰蝶は老練な父斎藤利政と面会する若者信長を片落ちさせまいと、あの手この手で夫を盛り立てて

さらに見劣りしないよう、そして織田家と斎藤家の釣り合いが取れるように色々な演出を仕掛ける

のです。

おかげで信長は利政に引けをとらず、逆に利政が「将来、信長にひれ伏すことになるやもしれぬ」

と言わしめるのです。

と、ドラマの 筋書きの紹介はここまで。

この帰蝶のセリフに私しびれました。

もちろん西暦1500年代当時の帰蝶がこういう言い方をしたかどうか、、は定かではありませんが、

彼女の性格や置かれた立場、信長の思惑を総合して考えるに妥当なセリフであるこの言葉、

現代にも相通じる、今の社会的困難に立ち向かうにも通じる考え方が盛り込まれています。

「やるべきことを全てやって、あとはその場の勝負」

まさにその通り!

何か事を起こす時にはその準備で期待する成果8割のことが済んでいるとも言います。

「準備8割、仕事2割」

この言葉とも相通じるものがあります。

私はこの言葉に今の困難な社会を生き抜く術、あるいは心構えを見たような気がしました。

あとで「あれをやっておけば良かった」は本当に後の祭りである時代になりました。

「やらずの後悔は罪」

明日はどうなるか、分かりません。

ちょっと実際の社会のことに触れます。

政府の緊急事態宣言は期日こそ5月6日までと具体的な日付が出ていますが、それはきっと延長される

ことはほとんどの国民が予想しています。延長を繰り返しながら宣言期間は今夏を通り過ぎて、この先

1年以上続くことも薄々感じています。5月6日まで、、これは社会に対する影響を限りなく小さくする

ために、期間を細かく区切っていることを国民は見抜いています。

となれば、5月7日以降の状況が好転する事を期待することはできません。

これは年単位の長期戦必至です。

だから、今やろう!と想った事を実行に移すべき今の状況であり、今後やろうはない時代になりました。

誰に対しても遠慮はいりません。

むしろ「今やるべきこと・できること」はそれで全部か?と自問自答しなければなりません。

「仕事にはとどめを刺さなあかん」とはかの松下電器創業者の松下幸之助さんの言葉。

そこで満足していたらそれで終わり、それなりの結果しか出ません。

これだけやったらいいだろう、、の先にまだできることがあるはず、という目で仕事や物事を見よ、

という先人の教えです。

じゃあいったいどこまでやればいいのか、、

その答えがどこかに書いてあったり、教えてもらうものでもないことはこのブログを

読んでいただいている皆さんにはもうお分かりのことと思います。

本当の答えは見えないのです。

見えないから答えなのです。

答えは見えない、だから「見えないものを見ようとする(見る努力をする)」、このこと

が重要なのです。

そういう思考を持って、周囲の出来事と自分の行動を見つめることが重要なのです。

なんだか堅い話しになってしまいましたね。笑

ここのブログはもっとリラックスした話題で押していくつもりでしたが、ついつい

真面目な話しになってしまいます。

明日からは少し柔らかい話題も交えて発信していきますね!

今夜はお読みいただきましてありがとうざいました!

皆さんならではの「やるべきこと」を見つけていたただいたら嬉しい限りです。

私もそれを見つけて実践に移していきます。

きっと次の日本はその「やるべきこと」で発展と成し遂げていくことは間違い

ありません。