外食好き2割の人が飲食店8割の売り上げを支えているのでは・・

2020年6月8日(月)皆さん、こんにちは!

6月1日以降、少しずつ通常営業を再開していく飲食店の世界。

6月19日には県を跨いだ移動が解禁になりますので、さらに営業再開の動きは

加速しそうです。

が、なかなか客足が以前のように戻ってこない状況もあるようです。

理由の一つは「国民の中にあるコロナウィルス感染に対する恐怖感」から出かける

意欲を下げてしまっていることが挙げられます。

私が懸念しているのはこのまま

「外食に出かけない意欲が下がりっぱなしが世の中のスタンダートになってしまう」

こと。

つまり以前のように頓着なく飲食店に出かけ、隣の人と肩がぶつかるほどの距離で

座り、乾杯をし、同じ器の中かたいわゆる「直箸(じかばし)」で料理を取り合う、

なんて光景はもうなかなか見ることができなくなるかもしれません。

そうなると飲食店はどうやって客数を維持し、向上させて、売り上げを上げていく

のでしょうか?

以前、その答えの一つは「商品開発」ですよ、、ということをここのブログで書き

ました。

が、今日は視点を変えて考えてみたいと思います。

そのヒントは飲食店の売り上げは誰が作っているのか、、です。

考え合わせたいのは「2:8の法則」です。

パレートの法則と言われるこの「2:8の法則」は全体を構成する中の8割に対して

2割の要素が影響を与えている、という考え方です。

飲食店で言うと、そのお店の売上の8割を客数の中の2割の人が支えている、と言い

換えられます。

ではその2割とは一体どんな人なのか?誰なのか?

これを考えてみるわけです。

答えは、、、

ずばり、、

「常連」さんです。

毎月必ず来る、毎週必ず来る、一定の頻度で定期的にお店を訪れてくれる

お客様はお店の売り上げに対する貢献度も高いはずです。

以前、ここのブログで紹介しました公式「売上=客数×客単価×来店頻度」

からもお分かりいただけると思います。

平常営業再開以降の世界でお店の売り上げを支えるのは、

1、これまでのお店を支えてくれた常連さん

2、新しく加わる常連さん

です。

この2つの「常連」さんをつなぎ止められるかどうか、、

あるいは営業休止中に少し疎遠になってしまった以前の常連さんに戻ってきて

もらえるかどうか、、

もっと言うと戻ってきてもらえるように情報を届けること、がカギを握ります。

常連さんはそのお店の「ファン」です。

「ファン」は飲食店さんを利用する敷居が低く、頻度も高い層です。

その層を開拓し、つなぎ止めることができれば飲食店経営の道を開くことができます。

さて、ご自身のお店のお客様層を点検してみましょう。

売上全体を支える2割のお客様を把握できていますか?

そのお客様との関係づくりを重要視していますか?

ここが生き残りの分岐点です。