2020年5月15日(金)皆さん、こんばんは!
今日は「届けるビジネス」について考えてみたいと思います。
と言うのは、今、飲食店さんのテイクアウトに注目が集まっていることをきっかけに
あることの本質が浮かび上がりつつあります。
それは「商品」と「人」をどうやって繋ぐか、、ということです。
カタチのない商品、つまりサービスをのぞいて、物体として存在する商品は基本的には
不動な存在です。つまり自分で消費者である「人」にもとに歩いて行くことはできません。
「商品」に「人」がどうやって近づくのか、、
これが今、飲食店のテイクアウトの活性とともに浮かび上がっている本質なのです。
さて、そのパターンには次のものがあります。
1、「商品」が生産・提供される場所に「人」が出向いて「商品」を手に入れる。
2、「人」のいる場所に「商品」が運ばれて「人」は「商品」を手にれる。
大別するとこの2つになります。
ただし、この2つのパターンはさらに細かい分類に分かれています。
例えば、このパターン。
Amazonが推進する「amazon locker(受け取りボックス)」です。
画像は私が昨年、シアトルのスーパーマーケットWhole Foods Marketの店内で
撮影したものです。
ネット通販Amazonで注文した商品を自分の立ち寄り先のスーパーマーケット
のボックスを指定して、そこで受け取ることができるサービスです。
アメリカの場合、自宅まで配達員が来ることを防犯上の理由から避ける傾向があります。
また誰でも手を差し込むことができる日本の郵便受けのようなものはアメリカにはあり
ません。単純な話し、届いたものを盗まれるからです。笑
ですので、Just in Timeで自宅で受け取るか、スーパーマーケットのような立ち寄りやすい
場所にて自分の都合の時間で受け取ることが支持を集めるわけです。
余談ですが、この黄色いボックス、これも「amazon locker」です。
緑色とグレーでデザインされたものも「amazon locker」です。
色が違う理由は、amazon資本下に入ったWhole Foods Marketの店内に
設置されているロッカーは店内に雰囲気に合うようにカラーリングされて
いることに対して、黄色いのはSAFE WAYなど競合スーパーマーケットの
店頭に置かれているタイプのものです。お店の外に派手な黄色のロッカー
がある、これもAmazonの戦略と差別ですね。
そして、Amazonはこんな方法も提供しています。
これまたAmazonのネット販売で購入した生鮮食料品を受け取ることができる
「受け取り専用」のターミナル店舗です。ここは「受け取り専用」ですので、
商品の陳列はありません。しかも車に乗ったまま受け取ることができるドライブ
スルーもあります。(画像のpickupの向こうの柱がそれぞれ車をつけるパーキング
になっていて、ここに駐車してアプリから受け取り希望を知らせると店員が商品
を車まで持ってきてくれます。)
最後に紹介するのはUBERです。
画像は去年ロサンゼルスで乗車したUBERです。
いわゆるアプリタクシーで、日本流に言うと「白タク(個人が人を乗せて運ぶ)」
です。また余談ですが、UBERでやってくる車はトヨタのプリウスやカムリが圧倒的に
多く、たまに日産車やフォルクスワーゲンがやってきます。シアトルではフォードの
電気自動車が来た時もありました。で、画像の車はホンダのシビックTYPE Rという
車で、かなりの走り屋車両です。笑 私も車好きなので、移動中の車内は車の話し
でもちきり、ドライバーの彼もめっちゃ話してくれて、その言葉の量にほとんど理解
できませんでしたが、とにかく意気投合しました♫
脱線しましたが、このUBERが飲食店のテイクアウトを運ぶというサービス「UBER EATS」
がアメリカでも、日本でも展開されています。登録しているとは言え、個人が飲食店の
料理を運ぶ(デリバリー)するわけです。「UBER EATS」のアプリケーションには
提携するお店が登録されており、そこで料理を注文すると「UBER EATS」の配達員が
指定した場所まで届けてくれるサービスです。
今の高知の状況も「UBER EATS」が欲しいところです。
ということで、最近の私が動いていることは2つ。
「高知県内のタクシー事業者にデリバリー業務に取り掛かる意思があるかどうかの確認」
「UBERに連携を打診する」
すでに県内には「UBERタクシー」が進出していますので、脈が全くないわけではないはず
です。
「高知の届けるサービスの未来を切り拓く」
これが私のミッションです!