「売るモノを作り」「売り方を創る」

2020年8月25日(火)皆さん、こんばんは!

8月も後半になって今週から学校も夏休みを明けて再開しています。

飲食店の皆さんの状況はいかがでしょうか?

私の把握している限りでは、昨年並みあるいはそれ以上の客数や売り上げを達成して

いるお店はごくごく一部に限られている状況で、ほとんどのお店は昨年の5割前後、

良くて6,7割あたりを推移している、という情報が届いています。

昨年並みやそれ以上のお店は「店内飲食+テイクアウト」を実施しているお店の

一部がそれに該当している様子です。

また、料亭濱長さんや西島園芸団地さんのように

「将来を見据えて新しい商品やメニューを開発する」

お店も現れていて、業績の回復までにはまだ時間を必要とするものの、スタッフの

モチベーションが高まり社会からの注目度や存在感が高まって、将来に期待を持てる

手応えを掴んでいるお店もあります。

感染者の数を数えて自粛や制限を課していく社会はまだ当面続きます。

来年2021年のオリンピックを開催するためには感染者の数の増減で判断するロジックを

変えないといけませんが、国民の感情や価値観がかなり変化してしまい、重症軽症に

関わらず感染者数に敏感になっていますので、そこもちょっと難しいと思われます。

海外の状況も考え合わせると、東京オリンピックの開催はできない、という結末を

予想することができます。

結果、先述の売り上げ推移は当面の間、つまり年単位で続くことになります。

短くても3年前後、、長ければ5年あるいはそれ以上。

となれば飲食店業界に起きる現象は、

・店舗の減少(休店、閉店、廃業)

・業態の変更(飲食店以外の事業への展開、参入)

この2つのことが現実的に起き始めます。すでに起きている、という状況でもあります。

この視点を持って9月以降も店舗経営をしていく必要があるのが、経営者の考えるべき

課題です。

その突破口となりうる視点が、

・商品(加工食品など)の開発

・ECサイトの構築

です。

「売るモノを作り」「売り方を創る」ということです。

料亭濱長の「濱長こぶ茶」も、西島園芸団地と高知龍馬空港の「ふわふわ雲のメロンシリーズ」

もこの「売るモノづくり」でした。それでどこまで人が動くのか、、を測るためです。

「人は欲しいものを手に入れるためには多少の困難もいとわなず、手に入れようとする。」

この原理原則に従って私は行動を起こしています。

緊急事態宣言期間の最中に山奥のラーメン屋さんに行列ができていた、というのはそういうことです。

人は原理原則に沿って行動しているものです。特に欲にはあがらえません。

感染症に感染もしますが、欲も存在する。そういう生き物です。