2023年4月4日(火)皆さん、こんばんは!
コロナとウクライナ、そして各国の金融政策の影響によりモノ(製品・商品)の価格が
上昇し続けています。
毎日の生活に密着する消耗品の価格も軒並み上昇中です。
ガソリン代は高止まりが続いている状況、そして電気料金、そして生活に最も影響を
及ぼす食料品たち。
特に食料品の価格上昇はあれもこれも全てが上がっているように感じます。
そうなると買う頻度を減らす「買い控え」、同種の別の商品への「乗り換え」が
起きます。
どちらにしても販売者にとっては売上が下がるかもしれないわけですので、
このままほっておくわけにはいかない状況です。
そんな中、工夫も始まりました。
例えば、インスタント袋麺。
これまでは5食入りで販売されていたものが、最近では3食入りでパッケージ
されたものを見かけるようになりましたね。
そして、物価の優等生と言われてきた「卵」。
以前は10個入りで198円とか、もっと安いと100円を切ったりしていましたが、
今や10個で300円前後の価格をつけています。
そこで登場したのが4個入りです。
4個入りで価格は税抜価格で100円台の後半。
こうなると値段的には買いやすい印象です。
家族構成が大人数であれば10個ぐらいの卵が必要かもしれませんが、一人暮らしや
少人数世帯では10個も卵は必要ないかもしれません。
すると4個入りなどの入り数が少ない方にニーズがあって、そこに買いやすい価格が
相まって支持を集める、という流れです。
高いので卵を買うのを止めておこうか、、という客離れを防ぐとともに、買いやすい
値段は生活支援の側面も持ち合わせます。
そういう動きが物価高の中で生まれてきていることに注目をしています。
飲食店にとっても今までの価格を維持することが難しい状況になってきました。
思い切って価格を上げる決断も必要だと思いますが、そのタイミングで食材を見直して
さらに品質の良いものを採用したり、盛り付けを工夫するなど単なる価格上げではない
戦術を講じたいところです。
インスタント袋麺や卵の実例を参考にしながら、物価高を乗り越える飲食店ならではの進化を
魅せていきたいですね!