2023年4月26日(水)皆さん、こんばんは!
今日は豚骨ラーメンで有名な「一蘭」さんの店内で見かけた表示類について紹介します。
先日の名古屋出張の時に名古屋駅前にある「一蘭」さんにラーメンを食べに行ってきました。
いつもながら美味しいですねぇ♫
その美味しい豚骨ラーメンを食べながらふと目を上げると、アルバイトスタッフの募集情報に
目が止まりました。
特徴がいくつかありますね。
まず、文字は日本語が一番大きく目立つように書いてありますが、それ以外に英語、中国語、韓国語
の言語も併記していますね。
仲間はNakamaと書いてあります。
これは日本語を話す日本人以外の人材を採用することも前提しているわけですね。
多様な人材確保、それでいて絶対的な人数を確保するために日本語を話すいわゆる日本人以外にも
その可能性を求めているわけです。
そして時給は1,200円〜とあります。
愛知県の最低時給は令和4年10月1日段階で986円ですので、214円も高い時給を設定しています。
そしてチェックポイントとしてある中で「髪色自由」という表記。
一蘭さんの制服は帽子を着装することになっていますので、そのことも含めて髪色は自由にしているんですね。
アメリカの飲食店やスーパーマーケットでも人材の定着を図るために服装と髪色・髪型は衛生的である範囲の
中で自由にしています。
個性の尊重、束縛しすぎない、という点で人材が長く働いてもらうために重要な要素になっています。
そして、一蘭さんの特徴である店員さんと顔を合わせずに食事ができる、というシステム。
店員さんに注文を伝えるのは入店時に先に購入した食券がその役割を果たします。
言葉を話すことなく注文ができる、というのが特徴なのです。
ただ、食券を介した注文以外にも伝えたいことや要望がある場合、
どうやって伝えるのか、、
そこで、こういったコミュニケーションツールが用意されていました。
・注文方法が分からない。
・周囲の音・声が気になる。
・一時的に席を離れます。
・お子様用の食器が欲しい。
お店の店員さんと会話することなく要望を伝えることができる、ということが書いてあります。
この木札をひっくり返すと裏には同じ意味の英語が書かれていました。
接客サービス、という観点の中でここまで会話をしない前提の仕組みはどうなんだろう?
という見方もあると思います。
私の見解もやっぱり「会話あってこその接客サービス」、と考えています。
が、お客さんによっては
「なかなか声をかけることが苦手」
あるいは
「日本語ができない」
など直接言葉を交わすことが難しい場合への配慮として、気遣いや優しさを感じます。
お店側の姿勢としていろいろなコミュニケーション手段をお客さまに示す、
これが大事なことですね。