テイクアウトの持ち帰り袋有料化について

2020年7月2日(木)皆さん、こんばんは!

昨日のブログで「レジ袋有料化」について記載しましたが、大事なことが抜けて

ました。

私の本業であるスーパーマーケットを想定した情報で紹介しましたが、

<飲食店のテイクアウトで登場する袋も「有料化」の対象>となります。

今日、得得高須店様からテイクアウトに使う袋の値段を含めた掲載情報の更新が

ありまして、私も見落としに気がつきました。

ということで、昨夜に続いて今日のブログも「袋の有料化」について書きます。

さて、国が定めた制度の方向性としては「できる限りビニール袋を使わない」という

狙いが込められていますので、利用者(お客様)にそのことを意識させるような仕組み

になっている制度です。

制度の主な柱は、、

・袋1枚あたりの価格を明示する。

・袋1枚あたり1円以上の価格設定とする。(ハワイでは1枚15セント・日本円でおよそ

 25円で設定されています。)

・袋の値段を料理代金に含めることはできない。

・環境負荷軽減につながる素材で作られている袋は有料化の対象外。

 例:①繰り返し使うことができる(厚さの規定あり)

   ②生分解性プラスティック配合率100% 

   ③バイオマス素材の配合率25%以上

などの条件があります。

詳細は下記の経済産業省の特設ページにて確認してください。

大手企業の例を見てみましょう。

ケンタッキーフライドチキンの事例です。

出典:KFC Facebook https://www.facebook.com/KFC.JP

このように環境配慮・対応型の袋を用意して、「無償提供を継続」と謳う企業も見られます。

ただこれまでの袋よりコストが上がるケースがほとんどですので、資金力と調達力のある

企業に限定されています。

こういった対応が難しいかもしれない飲食店の皆さんはテイクアウトのメニュー表の中に

「持ち帰り用の袋は1枚◯円を頂戴致します。

 なお、環境負荷軽減の観点から持ち帰り用の袋を持参していただくことをお勧めします。」

的な文言を記載することになるのではないでしょうか。

こういった動きもあるので、利用者の皆さんもやがて自分の袋を用意されるようになると

思います。

合わせて、袋代に対する消費税10%と軽減税率8%との帳簿管理や領収証への記載など手間が

かかる項目もありますので、確認が必要です。

経済産業省の「プラスティック製買い物袋の有料化」制度についての説明ページはこちらです。

https://www.meti.go.jp/policy/recycle/plasticbag/plasticbag_top.html

精度の主旨は「環境負荷軽減」ですので、「袋」以外にも「ストロー」や「トレー(容器)」

など使い捨てとなる資材全般に目を向けて、消費を少なく抑えることができるところから

お客様とチカラを合わせて減らしていきたいですね。