外食店の課題は「夕食」です。

2020年6月22日(月)皆さん、こんばんは!

6月19日(金)に政府から「県をまたいだ移動解禁」が発表されました。

それから週末を挟んで数日が経過しましたが、外食店の皆さんの様子はいかが

ですか?

私も週末の昼間は高知市内のあちこちを見回ってみました。

あえて外食店以外で。

セレクトショップの服屋さん・・若者や家族連れが入店して、夏物セールと相まって

               そこそこ賑わってました。

アウトドア専門店・・40歳代前後から上の世代の皆さんで賑わってました。

弥右衛門の新しい公園・・駐車場は満車。自転車置き場も100台以上の駐輪。公園内も

            賑わってました。

幹線道路・・圏外ナンバーの車も見ましたが、一番見かけたのはバイクのツーリング

      ですね。

皆さんの身近な場所ではいかがでしたでしょうか?

結果的には人が動き始めた、、という状況でしょうか。

5月の週末、天気がどれだけ良くても人の動きを感じられるような気配はありません

でした。

ところが今は様子が変わりました。

ですので外食店も「スシロー」「マクドナルド」「丸亀製麺」「CoCo壱」など大手チェーン

の外食店も昼食、夕食共に賑わっています。

さて、比べて地元の飲食店の状況はどうでしょうか。

特に夕食需要です。

先日、「飲食店の未来を考えるミーティング」で次のような意見を聞きました。

「大手チェーン店は感染症対策として衛生がしっかりと出来ているので行くのも安心

 できるが、地元の小規模のお店は様子を良く見て、できれば行かないようにしている。」

この言葉を聞いて驚きました。

合っている、間違っている、は別にして、これが世の中の率直な見方なのかもしれません。

テレビのコマーシャルでは全国チェーン店が「テイクアウトができる」ことを未だに訴えて

います。実際に店頭にも「テイクアウト」というのぼりがはためいています。

大手チェーン店ですらここまで取り組んでいるテイクアウト。

それが何を意味しているのか、、

つまり人々の警戒心は解けていない。そして人出は元に戻っていない。

ということではないでしょうか。

つまり外食店にとっては完全に「客数不足」なのです。

「売上=客数×客単価」の客数が絶対的に足りないのです。

ここからは私の勘ですが、人出が昨年並みに戻ることは今年中は無い!と感じています。

もうちょっと正確に言いますと、昼食需要はそれなりに戻ります。

なぜならば仕事で外出し、昼食は外食を選ぶ人が一定いるからです。

ただしマクドナルドとの勝負ですよ。

マクドナルドは次々と新しいコマーシャル、新メニューを打ち込んできていますから。

そして合っている合っていないは別にして、「衛生的である・感染症対策が出来ている」

というようなイメージを持ち合わせています。

その業態との勝負を高知の地元の飲食店は挑まなければなりません。

さらに問題なのは夕食です。郊外にある地元レストランの夕食需要は厳しい環境にあります。

「出かけちゃダメ!」という自粛が2ヶ月以上続いて、モチベーションは萎えてしまいました。

市内中心部の飲食店も同様です。懇親会、送別会、合コン、団体で行う飲み会が無いから

です。帰省、出張も自粛が続いています。さらに観光客の低迷がとどめを刺しています。

結果、外食・飲食店の世界はこれからさらに淘汰が進みます。

5月末で閉店したお店が続出したように、今月末の閉店も続くことになると思います。

以前のこのブログに書きましたが、皆さんの行きつけのお店を支えてくださいね。

そのお店を無くしたくなければ、自分が好きなお店、自分がファンであるお店には毎週

通ってください。そしてその様子をSNSや口コミで広めてください。友だちや家族と一緒に

お店に出かけてください。

特に「地元のお店・大手チェーン店では無い高知のお店」に、です。

本当に厳しいのはここからです。

7月8月と夏を乗り越えられるお店が果たしてどれだけいるのでしょうか、、

ですから私は「高知の食卓」を続けます。

飲食店業界に注目が集まるように企画も仕掛けていきます。

高知をマクドナルドとスシローが席巻する街にしたくないから。