2020年7月27日(月)皆さん、こんばんは!
さて、最近私が割合時間を掛けて考えていることをお話しします。
それは県や市が次々と発信しているコロナウィルスに影響を受ける生産者の支援
に繋げるインターネットを活用した販売支援補助金についてです。
4月の下旬、私は県庁の水産流通課と地産地消・外商課を相次いで尋ねて、インター
ネットを使った県産品販売サイトの設置の必要性を提案してきました。
結果、県は「魚の消費拡大キャンペーン」と「ECサイト開設支援」の各事業や補助金
を作り、公募を行いながら今日に至っています。
私が当時提案したことがかなりのウェイトで県から発信されていて、ちょっと驚いてます。笑
そんな状況の中、私が自問自答していることは2つあります。
1、補助金は3/4補助となっていて、1/4の自己負担があることに疑問がある。
→私がやろうとしていることは県内の生産者や飲食店など食の従事者の支援のため
で、企画者である私がなぜ自己負担をしなければならないのか?
200万円の計画を立てたら私が50万円を用立てないといけないことになる。
かつ、「利益排除」の原則が補助金に横たわっているため、企画者である私の
企画料や自分の人件費を補助金の対象とすることはできない。
2、インターネットを使った販売サイトの補助金には応募者が多いらしく、県が想定した
予算を超えるほどらしい。締め切りを切り上げて募集を締め切ります、と県から
連絡があった。
→どうやらECサイトは乱立しそうで、行く末は競争が始まり手数料の値引か送料無料
が始まる。結局、今の時期に立ち上げたサイトはどれも中途半端な売上しか残すこと
はできず、数年持たずサイトは閉鎖となる。
そこで、私は急ブレーキを踏みます。
私の当初の案であるECサイト計画はいったん止めます。
スタートできても、持続することは難しいからです。
かつ私自身がこの補助金を使いにいこうとすると、私の経済が循環しません。
「高知の食卓」は100%善意でスタートしました。
なぜならば緊急事態だったからです。
でも、今は緊急事態ではなくなりました。
食の生産者や飲食店の皆さんは困ってはいますが、4月の時ほどではありません。
今、高知の経済も日本の経済もダウンサイジング化し始めました。
需要が無いなら、無いなりに、
売上が小さいなら小さいなりに、
規模を追いかけるのは終わって、身の丈商売が始まった、、
そんな印象を持っています。
決して表現は良くないですが、淘汰されるものはここで精算されるはずです。
5月末、6月末と月末を迎えるたびにもたないお店は閉店しました。
それもこの状況下では必然なのです。
もともとの社会的課題である「人口減少」に加え、移動自粛による「人出減少」
と、海外からの渡航規制による「観光客減少」の3つの「減少」を考えると
どうやら、今ECサイトを開設するのは賢明ではない、と私の中のリトル東森が
訴えています。(3密ならぬ、3減ですね。笑)
みんながやることをやっても仕方がない。
人が向いていない方向に目を向けなければ、私らしくない!
ただ、このままの社会状況は良くはない。
全員が沈んでしまう。
それは私も分かっています。
さすれば、どういう手段を選択するのがいいのか、、
この1ヶ月ほど私が考えているテーマは「3減社会を切り拓く決定打」です。