飲食店の価値の創り方を紹介します。

2020年8月3日(月)皆さん、こんばんは!

飲食店のこれからの生き残りは次の3つしかありません。

1、売上の複線化を図る。

2、飲食店以外の事業へと転換を図る。

3、規模を縮小する。

です。

これらは以前のブログでも何度か紹介してきた考え方であり、舵取りの仕方です。

ソーシャルディスタンスで座席を間引いている、

営業時間を短縮している、

客数が少なくなった、

これらが該当する飲食店は前記の3つの選択肢のいずれかに切り替えることを真剣

に検討するべき段階が来ています。

そこで、今日紹介するのはこの中でも1番の針路を選択しつつある飲食店の紹介です。

それは高知市の「料亭濱長」さんです。

この「濱長」さんは4月5月とキャンセル続きでほとんど売上が立っていません。

そこで、私が提案したのは「加工食品の開発と販売」です。

今日3日、料亭濱長さんのSNSに掲載した情報がこちらです。

濱長オリジナルデザインの「濱長こぶ茶」と「濱長梅こぶ茶」の新発売のお知らせです。

今週末8月9日(日)に料亭濱長にて販売を開始します。

この商品開発のスタートは4月15日に遡ります。

政府の緊急事態宣言が出て世の中が本格的に混乱し始めた頃、私から濱長さんに

「売上を複線化させるために、加工食品の開発に取り組みませんか?」と持ちかけて

商品開発会議がスタートしました。

つまりテーブルと椅子を構えてお客様の来店を待つだけの商売、こんな商売は緊急事態宣言

の登場で完全に終わった、、と私は判断しました。

そこで濱長さんに同じ高知市の泉利昆布海産様を紹介し、料亭の味を生かした加工食品の

開発に着手したわけです。

それが先ほどの画像で紹介した商品発売へと至るわけです。

ちなみに「真夏にこぶ茶?」と訝しがる方もいると思いますが、この開発は常識的ニーズ

の逆張りをいっています。

私たち開発者の狙いは

1、夏場の塩分補給にこぶ茶を登場させる。

2、冷たくして飲用するこぶ茶レシピを広める。いわゆるアイスこぶ茶です。

3、料理の隠し味に使う。料亭濱長でも料理長が「こぶ茶・梅こぶ茶」をテーマにした

  コース料理を開発して間も無く提供開始します。

というテーマを設定しています。

違和感から始まるマーケティングです。

実験的要素もありますが、混乱している今の社会、まともにいくより物事を斜めや真逆に

捉えるぐらいのアプローチが必要だと、私の勘が反応しています。

発売は今週末9日(日)、そこからどれだけ数字を伸ばすことができるのか、、

今から楽しみです!

ちなみにその延長線で濱長さんとはこの後第二弾商品の発売を秋に控えています。

その商品はさらに本格的に料亭濱長の魅力を発信するものになります。

さて、いかがですか?

このブログを読んでくださっている飲食店の皆さん、

ここまで読んでここままじゃマズい、、と感じたら即行動を起こしましょう。

でなければ、飲食業を引き払って固定費を精算して他の業態や仕事に転換した方が

経済的に安全です。