2021年12月27日(月)皆さん、こんばんは!
2022年の飲食店を始め食産業共通のキーワードは
「フードロス削減」と「寄付つき商品販売」
です。
キーワードというのは「業界や個店それぞれで取り組むべき事業課題」
という意味です。
逆の見方で言うと「消費者が店舗や商品選択の際にこの2つの要素を
求めてくる」と言うことです。
この2つの課題を事業にうまく取り込んで、集客やファンづくりに応用
できれば企業や店舗の独自性、競合他社との差異化を実現でき、企業
価値(ブランド力向上)につなげることができるわけです。
スターバックスは今年の8月から閉店3時間前を目安にフード商品の
在庫を20%オフして、買っていただく動機の喚起(売り切る販促手段)
を実践するようになりました。
画像は今夜の高知蔦屋書店内のスターバックス、午後8時半頃のものです。
さらにスターバックスではフード商品をケース内に陳列せず、まずは
画面表示でお客様に選んでもらい、注文の入った商品をそこから解凍
したり、レンジアップするジャストインタイムな取り組みも関東圏の
お店でスタートしています。これもフードロスを削減することにつなげる
取り組みです。
近い将来、陳列ケース内で商品を陳列するスタイルは少なくなるかも
しれませんね。
気候変動で農作物や水産物の栽培や収量が見込みにくくなり、また厳しい
天候状況や国の経済状況、そして紛争などにより食事を十分に摂取できない
という課題含めて、世界は食糧確保の危機になりつつある、と言われて
います。
コオロギなどの昆虫食ももう流通し始めています。
繰り返しになりますが「フードロス削減」と「寄付つき商品」は2022年
の飲食店を始め食産業の事業課題となります。
これに取り組まないとやがて食資源を浪費する企業・店舗として淘汰される
道に入っていくことになるかもしれません。
我が企業、我が店でどうやって取り組むか、、
本気で考えていきましょう!