「どうやって運ぶか」がカギとなる世界

2020年5月29日(土)皆さん、こんばんは!

新型コロナウィルスの影響により飲食店の皆さんがテイクアウト(持ち帰り)メニュー

に取り組み始めておよそ2ヶ月が経過しました。

以前のブログでも示したとおり、飲食店の皆さんは3つのパターンに分かれてアクションを

行っています。

1、テイクアウト(持ち帰り)のみで営業している。

2、テイクアウトは止めて店内飲食に戻して営業している。

3、テイクアウトと店内飲食の両方を行っている。

(実は「4、営業休止あるいは閉店した」もあります。)

この2番は横に置いておくとして、1と3に共通する課題のひとつが

「テイクアウトと利用者(消費者)のニーズのマッチング」です。

つまり

1、注文を獲得すること

2、売り渡すこと

です。

どういうことか、、と言いますと、1は数ある飲食店のテイクアウトメニュー

の中から利用者に気づいてもらい、食べたい!と想ってもらい、実際に購入

する行動を起こしてもらうことです。

ここまでは色々な手段が既に世の中に存在しています。

新たな手段としてアプリケーションから注文(予約)をして、クレジットカード

や電子マネーなどで決済を済ませる方法もかなり充実してきました。

問題は2です。

選択肢は次のとおり。

1、店に行って買う。

2、自宅など店以外の場所で買う。

もう分かりますね。

2のサービスがまだ世の中には不十分なのです。

2の世界は言い換えると「デリバリー(配達)」のことを指しています。

通信販売などバーチャル店舗で購入する商品を購入者の手元にどうやって運ぶか、

ということは以前から課題でした。

ここに来て、飲食店のテイクアウトメニューを購入し手に入れるためには「お店に

足を運ぶ」以外の手段を確立する必要が出てきました。

なぜならば「時間は有限」だからです。

新型コロナウィルス感染症は「人の移動を制限」し、かつ移動にかける時間を

短縮あるいは節約することについて人々に気づかせるきっかけとなっています。

1、テイクアウトメニューに気づく、食べたい!と思う。

2、購入(決済)する。

3、届く。そして食べる。

こういうプロセスが高知県にも浸透する時がやってきたわけです。

こんなことを考えると面白いですねぇ。

タクシー業界の皆さん、どうします?

新しいデリバリーサービスがタクシー業界を追い越して立ち上がってくる可能性がありますよ。

ドローンかもしれません。あるいは無人の配送車が街中をあちこち走ることになるかもしれ

ません。(トヨタがスタートアップするWoven Cityはそういった社会実験をするようです。)

さて、昨夜はNetflixで面白い動画を観ました。

スタンドアップコメディというジャンルの動画ですが、演者であるロニー・チェンさん

がアジア人としてアメリカ社会を切る、という設定。

面白いのはAmazonプライムについてトークするくだり。

「注文した日に商品が届く(即日配達)」についてロニー・チェンは「それでも遅い!」

を切ります。笑

「俺が欲しいと思う前に届けろ!」と。

だから「アレクサ!好きなだけ買っていい!」と。笑

Amazonと消費者が追求する過度なサービスについて風刺を交えてこう表現しているわけ

ですが、実はビッグデータや個人の嗜好データからAIが判断し「次に買うべきもの」を

リコメンド(おすすめ)する世界がもう既にやってきています。

この次はきっとサブスクで次々と物が届くようになるでしょう。

あなたはもう注文ボタンをクリックする必要はないのです。笑

さすれば、飲食店のテイクアウトは利用者(消費者)が食べたい!と思う前にオーダーが

入り、家に帰ると「ピッツアエスセキネさんの焼き立てプロシュートが届いている」なんて

時代がもう間も無くここ高知県にもやってくるはずですね。

※ピッツアエスセキネさん=高知市南万々のイタリアンレストラン。高知の食卓にも掲載中。

今夜はまた語り過ぎました。笑

Netflixでロニー・チェンの「Asian Comedian Destroys America!」をぜひご覧ください。

なかなか面白いところ突いてますよ!アメリカ好きの方は必見です。

Ronny Chieng: Asian Comedian Destroys America!, only on Netflix.

https://www.youtube.com/watch?v=BGEAiUeiaKs