この夏、あなたは旅行に行きますか?

2020年6月24日(水)皆さん、こんばんは!

またまた突然の質問です。

「今年の夏(7月から8月にかけて)は旅行に行きますか?」

さて、いかがでしょうか。

悩ましい質問ですよねぇ。

ちなみに去年の夏はいかがでしたか?

「毎年特に旅行には行っていません!」

そういう方も一定数いらっしゃるでしょう。

先日、テレビの情報番組でこの問いに対するアンケート結果が表示されて

いました。

問い:今年の夏は旅行に行きますか?

答え:行く 10%

   迷っている 27%

   行かない 63%

※アンケート回答者:全国の男女およそ3,000人強

という結果でした。

旅行の定義は、普段行かないような場所に出かけること、遠距離移動や宿泊を伴う

もの、であると認識しています。

さて、この結果を見て感じることとしてまず、全体の9割の人が「旅行に行く」とは決めて

いなくて、さらに「行かない」と意思表示している方が60%強もいる、というデータです。

母数が3,000人ですから、これを持って国民みんながそうだ!とは言い切れませんが、

遠からずこの傾向はあるのではないでしょうか。

「迷う」と「行かない」の理由はおそらく次の項目のいずれかに当てはまるように

思います。

1、新型コロナウィルスに対する心配・恐怖

2、旅行費用がない、などの経済的理由

3、旅行意欲の減退

私は観光業に関しては素人ですので、この分野を語るのは難しいのでこれ以上の

深堀りはしません。

私の主戦場に置き換えてこの3つの要因と先述のアンケート結果を見通すと、

次の項目に注力しなければ、、と思っています。

1、地元の人が地元で遊ぶ・観光する・買い物すること

2、屋外で楽しめるイベントやアクティビティを用意すること

3、地元の人に地元のことを知らせる情報発信ツールを整備すること

この3点でしょうか。

これは観光地の企業や関連産業、宿泊業の皆さんが意識して企画を立ち上げること

だけではなく、一般の県民市民も意識してそう行動すべきなんですよね。

実は県民市民の皆さんが意識して、意図的にそういう行動を取ることが一番大事で、

一番影響がある、と思います。

「自粛」「おこもり」「ステイホーム」の言葉に縛られていたら、本当に暮らしが

立ち行かなくなります。

ちなみに今日見た光景でショックだったのは、高知市の中央公園南側にある有名

チェーン店が「貸し物件」になっていたこと。

こんな光景がもっともっと身近なところで続出し始めているのが、今なのです。

原因は新型コロナウィルスですが、その影響を受けた人の行動がお店を閉店に

追い込んでいます。6月末で閉店を選ぶ、というお店も少なからず発生するはずです。

さて、そんな中、ちょっとぼんやりしているように見える高知県知事・濱田さんが、

昨秋に知事に就任されて以降、初めて良いことを昨日言いました。

「リスクがあると言われるかもしれんけど、

 やらないことには前に向かって進んでいかないと思う。」と。

これは今週に入って、新しい生活様式にのっとった宴会を知事以下県庁職員や議員

で試してみたときの席上での知事の発言です。この言葉を私は新聞紙上で目にしました。

「えいこと言うやん」と知事を見直しました。この調子で、自分の想いを自分の言葉で

県民に向かって発信して欲しいですね。

余談ですが、、知事の発言と言えば今回の騒動の中で印象に残った岡山県知事の

「岡山に来たことを後悔させてやる」的発言や、徳島県知事の「他県ナンバーをチェック

する」はかなりマズい発言として記憶にも記録にも残りました。

(この両県知事の発言については私は一生忘れることはできないでしょう。

感情的に尾を引く発言で、誤解も禍根も残しかねない意味を持つ言葉を県民を

代表する立場の知事が間違ってでも言うべきではありませんでした。)

それはともかくとして、高知県知事の「やらないことには前に向かって進んでいかない」

はとても共感します。

命に重大な影響を与える病気は新型コロナウィルスだけではありません。

癌で亡くなる人の方が圧倒的に多く、発症すると致死率100%の狂犬病で亡くなるという

事案(噛まれたのは国外)が最近も国内で発生しました。

人の暮らしのすぐそばには命に関わる目には見えないリスクが元々潜んでいるのです。

前に向かって進むために、やらなければ!と想うことをやらないといけませんね。