忘年会での「お鍋」はどうなる?

2020年8月29日(金)皆さん、こんばんは!

さて、今朝の日経MJにこんな記事が出ていました。

「新型コロナの影響から回復の早い外食店は1人前メニューが提供できる店である」

つまり大皿料理やビュッフェスタイルのお店の回復は遅れ気味かほぼ回復できず、

ハンバーガーやカレー専門店のように料理を1人前で提供できるお店に支持が集まって

いる傾向が飲食店を利用した人の料理投稿サイトの傾向から見える、ということだそうです。

ちなみにスーパーマーケットの惣菜コーナーは相変わらずトングは登場していません。

以前ならコロッケや焼き鳥など揚げたて焼き立てを訴求する商品はいわゆる裸売りで

お客様が欲しい数だけトングで選び取ることができることが売りであったものが

今はひとつひとつパックに入って売られています。

これは「感染拡大防止」の観点と、お客様からの「クレーム回避や不安解消」のためです。

さて、そこで気になるのは「年末の忘年会シーズンの提供メニューをどうするか?」です。

つまり、課題に挙がるのは忘年会シーズンの「お鍋」をどうするか、、です。

このシーズンの「お鍋」と言えば、、

団体など人数分をまとめて提供できること、

メニューのメイン的存在として満足感を与えることができること、

利益への貢献度が高いこと、など飲食店側のメリットが多いメニューの代表格でしたが、

今年の冬場はおそらく鍋の提供が難しい可能性が高いと予想されます。

まず「鍋を大勢でつつく」ということが感染予防上難しいこと。

現在、1人前用メニューを提供するお店が回復が早いことから、「鍋を売りにする」と

客離れが起きる可能性があることが挙げられます。

現に「感染対策が取られているお店を選ぶ」という顧客志向も芽生えていて、お店の

入り口に「感染症対策店舗」の表示を掲示することでお客様に安心感をアピールする

ケースも見られるようになりました。

こうなると忘年会のメニューは根本的に考え直す必要があります

テーマは「シェアしない・他人と混ざり合わない・間隔を空けること」です。

・1人前料理を提供すること。あらかじめ取り分けたメニューで用意すること。

・どうしても取り分け料理を提供する際には「取り箸を個人ごとに用意する」

 「料理の取り分け方をお店側からアドバイスする」など感染拡大防止のための方策

  をお店からお客様にガイドする。

・座席の間隔を空けるなど感染症対策をしっかりと取ること。そのことを店頭やSNS

 などでアピールすること。

これは番外編ですが、、

・感染症のリスクが気にならないぐらい、どうしても食べてみたいメニューを考案すること。

ただしこれも1人前スタイルで提供することが望ましい。

もありますね。

最後の番外編はあながち大きくズレてもなく、結局のところ忘年会市場は縮小することが予想

されますので、その中でひとりでも多くの客数を確保するためには当然必要な努力・工夫である

と考えます。

去年と同じメニュー、同じやり方で提供する、は通じない今冬の忘年会・新年会シーズンだと

捉えて今から「メニュー、提供方法、事前PR方法」を構築する必要があります。

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