高知商業高校の研究授業に登壇しました。

2021年2月1日(月)皆さん、こんにちは!

2月がスタートしました。

今日は高知商業高校社会マネジメント科1年生を対象とした授業に登壇させていただき

ました。

「ICTを活用した学びの深化」をテーマに研究授業として行う授業への登壇でした。

私からの講義は

「新型コロナウィルス感染症の影響に立ち向かう飲食事業者の取り組みから見えること

 〜飲食店の現状とそれを乗り切るための具体的取り組み実例〜」

というタイトルでした。

その入り口としての視点は、新型コロナウィルス感染症が広まっても変わっていない根幹的

部分について私の考えを話しました。

つまりコロナ自粛生活になっても、人は食事回数を減らしていない、ということ。

つまり「食事市場」は小さくはなっていない、と私は読んでいます。

もちろん飲食店の営業が縮小していますので、一人当たりの食事単価も小さくなって

いますが、食事回数そのものは小さく(少なく)なっていないはずです。

その裏打ちをするデータがあります。

次の表は日本国内の新型コロナウィルス感染症の感染者数のグラフ(オレンジ)と

「高知の食卓」のアクセス数(ブルー)の比較をしたものです。

これを見ると、8月にグラフのピークがあって、そして12月にさらに高いピークがある

ことが分かります。その動きが感染者数とアクセス数とでシンクロしていることが

並べると分かります。

つまり「感染者が増えるとテイクアウトサイトへの注目度・関心が高まる」という

ことは、食事に対する意欲が旺盛になっている、とも推測できると思います。

「出かけられない」から「専門店の味を食べたい」という動機が連動しているわけです。

そんな中で、私は飲食店が取り組む加工品の商品開発を勧めています。

昨年夏から冬にかけて実戦した取り組み例を2つ紹介しました。

ひとつは料亭濱長さんの商品開発実例。

もうひとつは西島園芸団地さんと高知空港ビルさんの共同開発実例です。

この2つの実例を紹介しながら、飲食店の得意や個性を伸ばして価値につなげること

を生徒の皆さんへ伝えました。

ということで、今日は高知商業高校の校長先生を始め多くの先生に見学をしてもらい

ながら、講師として務めを果たしてきました。これで経験値がまたひとつ上がりました。

来週は同じく高知商業高校の生徒会の皆さんと商品開発会議があります。

この混乱の社会状況下において高校生の感性を反映した解決策を世の中に提案・提供

していきたいと想います。

ぜひ注目してください。