2021年4月15日(木)皆さん、こんばんは!
今朝の高知新聞朝刊の見出しに目が止まりました。
「県外観光客 最小266万人・2020年コロナ禍で39%減」
「総消費額も4割減」
新聞記事の内容をダイジェストすると、次のような項目になります。
1、2020年に高知県に訪れた観光客は266万7千人で、2003年以降最小を記録した。
2、2019年の438万8千人から39.2%の落ち込み。
3、県外観光客の県内における総消費額も40.9%(448億7,100万円)減少の
648億100万円で同じく03年以降最小となった。
4、2018年に03年以降最高となる441万2千人を記録。以降。435万人観光の定着が
実現しつつあった。
5、2020年は新型コロナウィルスの影響で3月以降に観光客が激減、秋にはGoToトラベル
で一時的に回復したが、ゴールデンウィークの人出減少や夏のよさこい祭りの中止が
大きなマイナスに働いた。
6、利用交通機関別では、全体の3分の2を占める乗用車は34.7%減少の183万8,100人。
観光バスが43.7%減少の52万1,500人、鉄道は43.8%減少の7万4,700人、航空機は
57.5%減少の5万9千人、客船は98.6%減少の792人となった。
7、観光客ひとりあたりの観光消費額は2万4,294円と前年から3.6%(912円)の減少。
8、GoToトラベルの影響で宿泊費は前年比6.5%増(458円)の7,455円と伸びを示した反面、
飲食費、交通費、土産代は減少した。
9、県観光振興部は2021年の目標を19年並みの435万人、総消費額1,096億円に設定している。
これを読んで、どう感じますでしょうか?
ちなみに昨日、一昨日の東京往復の航空機は座席数170席ほどに対して、それぞれ20〜30人ほどの
搭乗客でした。
首都圏など都市部の感染者数の増加や、緊急事態宣言など国や都道府県が発出する自粛政策に強い
影響を受けている観光分野の人の動き。
ここにきてゴールデンウィークがふたたび自粛・規制の動きが強まり、人の動きが減少しそうです。
私の読みでは、この大型連休は「アウトドアが大ブレイク」する予感です。
観光分野の回復はまだまだ先のことになりそうです。
今日、ある観光分野の事業者さんがこうおっしゃってました。
「不特定多数のお客さんを乗せた観光バスがやってくるのは、コロナ回復の最後の最後になると
予測しています。でも、観光バスがやってこないと業績は元に戻りません」と。
また飲食業の事業者さんは
「接待や大人数の宴会はもう当面の間、行われることはないと思います。
このスタイルが社会に定着してしまいそうで、この後が怖いです」と。
生活スタイルの変化の中で、コロナ終息後に元に戻ることと、戻らないことがあります。
<食事に出かけること、遊びに出かけること>
これらの志向は元に戻るでしょうけども、不特定多数の集まりに出かけるか?と言えば、
そこは?がつきます。
ウィズコロナ(コロナ感染対策と並行した生活)、アフターコロナ(コロナ収束後の社会変化)
という言葉がありますが、私はこの言葉をイメージしつつあります。
「ネクストコロナ」です。
新型コロナウィルス感染症のような、次なる感染症がふたたび広がることを懸念して、現在の
感染対策(マスク着用、ソーシャルディスタンス、三密回避)は引き続き社会に定着する、という
予想です。
この予想を自分の仕事の業界にあてはめて考えると、回復しそうなものかどうか、、が見えて
くるのではないでしょうか。