昨今のアウトドアブームについて。

2021年5月11日(火)皆さん、こんばんは!

今春からの飲食店の営業状況は

・ランチのお店はほぼ回復してきている傾向。お店によってはコロナ以前の水準に戻っている。

・夜のお店の中では明暗がはっきり分かれている。大人数の座敷予約系のお店は以前厳しい

 状況。個人客や少人数を対象とするお店は満席になる日もある。

という傾向が見えています。

テイクアウトは少し鈍化しつつあるようです。

その理由は2つ。

1、経済規模の縮小から家計を絞り始めた。スーパーマーケットでの食材まとめ買いなど

  食費のやりくり・緊縮が一段と進んだ傾向あり。

2、連休に関しては屋外に出かけて手作りのお弁当やスーパーマーケットでの食材購入で

  野外料理を楽しむ人が増加。

という点が挙げられます。

今年のアウトドア、「お手軽、簡単、美味しい」がキーワードですね。

皆さんがアウトドア、つまりデイキャンプや泊まりがけキャンプでやっていることは

手軽に買えて(価格抑えめ)で、手軽に貼れるテントやタープで、手軽で美味しい料理を

野外で楽しむ、です。

ホットサンドメーカー、メスティンがトレンドになっていることがその証しです。

安く買えて、簡単に使える、そして美味しく仕上がる調理道具が人気なのです。

ですので、先日紹介したようなガソリンランタンは一部のファンやマニア以外の方、

昨年や今年からキャンプを始めた方などは灯りはLEDランタン で過ごしています。

その証拠に高知県内の主だったアウトドア用品店を見ますと、ガソリンランタンの

本体はほとんど品揃えしていません。

これが数年前まではColemanのガソリンランタン を置いていたのですが、火器で

あって、子どもがいたりすると危ない道具でもありますし、LEDランタン のほうが

手軽に使えるので、こういったお店の品揃えからも消えてしまったようです。

以前のアウトドアブームの際は「手間をかけることを厭わない」ことがテーマのひとつ

でありましたが、コロナによって引き起こされたアウトドアブームは「簡便である」こと

が一番のキーポイントのようです。

話しは最初に戻りまして、飲食店のライバルは「アウトドア」となりました。

従いまして、飲食店のこれからの戦略には「キャンプ」や「野外料理」に対して対抗できる

ような料理を考案し、店内での飲食やテイクアウトなどで提供できることを用意する必要

があります。もちろんアウトドアの嗜好のある層に対して、その情報を届ける必要もあります。

<飲食店メニュー×アウトドア>

この構図で生まれる新たなメニューや価値をぜひ考案しましょう!