コンビニの半額商品コーナーで学んだこと。

2021年8月11日(水)皆さん、こんばんは!

今日は面白いマーケティングの話題を紹介します♫

いつも良く行くコンビニエンスストアの半額商品のコーナーを何気なく覗いたら

可愛らしいパッケージデザインで「TEDDY POP」という名前のキャンディが

置かれてました。

いつもなら放置するところですが、今日はこのパッケージデザインに惹かれて

手に取ってみたところ、2つの気づきがありました。

ひとつはこのキャンディの中のパッケージそれぞれには名前が書いてあるようで

「名前を探そう」と表記があります。

へぇ、、と思って裏面を見るとそこには・・

「世界のこどもをキャンディで笑顔に。」のコピーとともに、

「食べる」と美味しくて「笑顔」になる。

「あげる」とうれしくて「笑顔」になる。

キャンディはこどもたちに笑顔をもたらすコミュニケーションのツールだと

私たちは考えます。

と書いてあります。

どうやら国際NGO団体のSave The Children(セーブ・ザ・チルドレン)の

活動を支援するための寄付つき商品だったようです。

もうひとつはこの「名前を探そう」です。

中に入っているキャンディを包む包装紙には全部で200種類の名前が書かれた

パターンがあるようで、開けてみるとこんな感じでした。

中身には20個ほど入っていましたが、その中からいくつか選んで並べてみました。

なるほど、、こういう感じね。

自分と同じ名前が入っていたら嬉しいし、友だちや知り合いの名前を探してみる

のもまた楽しい。

そうやって食べながら楽しめるキャンディがこの商品だったのです。

ターゲットはおそらく小学生から高校生あたりまでかなぁ、、

この世代は「探す」ものに反応を示します。

「自分と同じ名前」「知っている名前」を探そうとするわけですね。

だからこの商品を買いたくなる、、はずです。

ターゲットと行動を予測して商品を構築する、というなかなか組み立てがしっかり

している商品であることに感心をしました。

以前、コカ・コーラ社も缶に人の名前を印刷して「自分の名前を探そう」的な

マーケティングを行なってたことを思い出しました。

他にはスナック菓子の中に「星型」「レアキャラ」を入れて、それを見つけたら

幸運が訪れるという設定も同じような「探したくなる」という習性を刺激する販促

手段(マーケティング)です。

人は他人と自分との共通点を見つけて「共感を求める」生き物です。

その習性や気持ちをくすぐる仕掛けを盛り込んだ商品を開発すると、無意識の中から

買いたくなる商品が完成しますね。

ということで、コンビニの半額コーナーからの発見と学びでした!