マスクは下着化する、という定義の変化。

2022年5月15日(日)皆さん、こんばんは!

さて、今夜の話題は「マスク」です。

どこに行っても何をしていても外出先ではマスクを必ず着用する日常がもう2年以上

続いています。

お店、公共交通機関などではマスク着用を呼びかけるアナウンスが流れ、もしマスク

を着用していない場合は入店や利用ができない場合がある、と注意がされることに

なります。

そんな中、面白いニュースをテレビで見かけました。

幼児に大人の顔を見せて「どっちが悪い人?」と尋ねる様子を放送していました。

その大人の顔、というのはこちら↓

※画像のAとBはニュース内で登場していた悪い人として描かれた顔を私が描き直した

ものです。

一見してこの画の顔は「不審者」として印象付けられる顔です。

この2つの顔を幼児に見せて、「どっちが悪い人ですか?」と尋ねると、その幼児の

答えは「A」を方を指さしました。

続けて「なんでこっちの人が悪い人なの?」と尋ねると、その女の子はこう答えました。

「マスクをしていないから」

さて、この女の子の答えを聞いてどう思いますか?

もう一つ、マスク着用に関して私が感じていることを紹介します。

仕事柄、商品開発などの現場で高校生と一緒に過ごす時間がたくさんあります。

その中で広報用として高校生たちを写真撮影することがあります。

最初はマスク着用のままで撮影するのですが、それでは表情が伝わりにくい上に、将来

に残す記録用としてもマスクが顔の様子を伝える妨げになります。

ですので、マスク着用で何枚が撮影した後、「マスクを外したバージョンも撮りますよ」

と伝えたら、「え、恥ずかしい、、」と言ってマスクを外すことを躊躇する高校生たち。

高校生の中でも特に女の子がそういう反応を示します。

そんな場面を数回経験して私が感じていることは

「マスクは下着化している」

という社会の定義の変化です。

パンツを履く、と、マスクを着ける、は日常生活を送る上での常識として定着している、

という事実。

おそらくマスクの下のお化粧が整っていない、あるいはマスクで化粧が乱れている、など

マスクの下の口から鼻周りを見られたくない、という気持ちがあるのでしょう。

また、マスクを着用した場合をしていない場合とで顔つきの印象が随分と変わることも

彼女たちは分かっていて、それで自分の顔に自信がない等の気持ちが働き、顔全体を見られて

しまうことに抵抗・羞恥を覚えているようにも感じます。

※参考=2020年7月23日のブログ「マスクの有り無しで、だいぶ印象が変わる?」

https://kochi-takeout.jp/kanri_blog/3037/

マスクはいつかほぼ全面的に外してもOK、という状況がやってきます。

でも、おそらくかなりの日本人はマスク着用を続けるのではないか、、と予測します。

日本人の潔癖性や周りに合わせる同調性の強さ、他人に顔を見られることへの抵抗感がそう

させると考えます。

そうなると人と人とが表情を通じて気持ちや感情を伝えることへのマイナス要因が必ずある、

と思います。

大人はまだしも、前述のように子どもたちへの影響が心配です。

感染症の実態を直視して、自宅以外の公共の場でのマスク着用は体調不良者のみ、とするべき

だと私は考えています。