飲食店の生き残り策とは・・

2020年6月3日(水)皆さん、こんばんは!

「高知の食卓」の運営を通じてつくづく感じること、

それは飲食店の生き残り策は「テイクアウトと店内営業の両立を図ること」

だということです。

ハンバーガー、ピザ、カレー、手巻き寿司、、

テイクアウト(持ち帰り)を前提としている、あるいは両立してサービス提供

してきたお店は現在も売り上げ数値は落ち込んでいません。むしろ前年比を

越える日が続いたりもしています。

ちなみに、、

ショートケーキや誕生日ケーキなどを販売するスイーツ店も売上が好調なお店が多い

ようです。店頭でスタッフの方にお話しを聞いてみますと、ゴールデンウィークは例年

はお出かけ需要でやや低調になるところが、今年は例年にない忙しさだったようです。

テレワークを含め自宅にいることが多くスイーツを食べる機会が多くなっていること

やストレス解消のため甘いものを求める方が多くなっていることが主要な要因のよう

です。

新型コロナウィルス感染症の影響が広がる以前、当時からテイクアウトを取り組んできた

お店が落ち込みが低いのは、そのことが浸透しているからです。スイーツ店も持ち帰ること

が元々多い業態ですから、広義の意味でテイクアウト店に該当し、そして消費者のイメージ

の中にしっかりと浸透しているため売上・客数の落ち込みが少ないわけです。

今月に入り「店内飲食を再開する」お店が増えています。

ここで大事なことは「テイクアウトを止めない」ことです。

消費者のイメージの中に「テイクアウトができる」という印象を持ち続けてもらうため

にテイクアウトを止めてはいけません。

逆に言うと店内営業だけで事業を継続するのはかなり難しい、と言うことです。

ですので、テイクアウトを止めないことはお店の生き残り策でもあります。

家賃や人件費など運営費用もかかってきますので、少しでも売上を確保する手段

を講じながらお店を継続できる道を探る必要があります。

ただ、テイクアウトと店内営業を両立するのは相当難しいことです。

店内営業の再開に合わせて、両立できるテイクアウトメニューに改訂することも

ありだと思います。難しいメニューを続ける必要はありません。店内営業をしながら

でも継続できるテイクアウトメニューを考案すればいいのです。そのテイクアウト

メニューを店内営業で飲食に来られたお客様のイメージの中にアピールして印象

づける、このことが事態の変化に対応するためにとても重要なことなのです。

合わせて何度もこのブログでも記載していますが「食中毒リスク」には対策を

講じなければなりません。

「お店の生き残り策としてのテイクアウトの継続」「食中毒事故を起こさないこと」

この2つが当面の飲食店経営の大きな課題になります。

これが「高知の食卓」の運営から見える私の考えです。