生き甲斐のある時代になりました!

2020年6月4日(木)皆さん、こんばんは!

2020年、生涯忘れることはできない年になるでしょう。

新型コロナウィルス感染症の拡大に伴って、社会の矛盾が吹き出し、それまでの常識や

習慣が覆された1年になった、、そう振り返りことになりそうです。

実は数日前、とある行政機関の方と「補助金のあり方」について議論しました。

現在、各種補助金情報がリリースされています。

皆さんもきっと利用されたり、これから申請することを考え中だったりすると思います。

私がこの補助金について感じていることが一つあります。

それは「補助金の要項」(支給要件)が、新型コロナウィルス感染拡大以前の価値観や

行政の業務ルールに基づいて作られていることです。

例えば、申請にあたって条件がやたら多く厳しいこと、提出書類が多いこと、補助金制度

を策定したり窓口となる部署に想いも共感も薄いこと。

今、飲食店がお酒のテイクアウトができるようになっていることはご存知ですか?

国税庁が重い腰をやっとあげて、飲食店でも仕入れたお酒のテイクアウトができるように

なりました。が、落とし穴があります。それは財務体質を問うことです。売上と借り入れの

バランスが良くないと申請は許可されません。でも、今困っているわけですよ。それでも

去年度までの決算の内容を問う、という条件が入っているわけです。この条件が故に仕入れた

お酒がそのまま不良在庫になってしまって困り果てている飲食店さんがいる実際があります。

提出書類が多いことは各種補助金要項を見れば分かります。

売上に関するもの、雇用している従業員の勤務状況に関する書類など膨大な資料を用意する

ことを求められます。家賃を支払うことができない飲食店さんにそこまで求めます?と言う

内容に辟易とします。

数日前、「高知の食卓」そのものが補助金対象となるかどうか、、をある補助金窓口機関に

確認しに行きました。なぜこう言うサイトを立ち上げたか?これで飲食店の皆さんにどんな

変化が起きているのか?説明しましたが、関心のある言葉も御礼の言葉もありませんでした。

そこは街の商店をサポートする立場にある機関です。「高知の食卓」が飲食店の皆さんの

お役に微力ながらも立とうとしていることは、その機関の設立目的にも適っているはずなので

すが、窓口の方は補助金の説明に終始するだけで気持ちのこもった言葉は何もありません

でした。

「今からですか?締め切りには間に合いませんねぇ。

あとあなたは南国市ですから、ここ高知市は窓口ではありませんので南国市に行ってください。」

と言われて終了でした。

うーん、こんなのでいいのでしょうか?

行政が用意する補助金も企画のアイデアを思いついた人が自腹を切るような構造になっています。

「3/4補助など全額補助ではないこと(残りの費用の確保は自力で用意しないといけないこと)」

「企画立案者(申請者)の人件費やアイデア料を盛り込むことができないこと」

こうなると、財源力のあるところや既に物販など売上があってそこを伸ばそうとする企業などしか

申請してもメリットはありません。

何がそうさせているのか、、

を考えてみたら、それは新型コロナウィルス感染症の拡大以前の平時に策定された要項や基準に

基づいているから、だと分かりました。

これでは元の木阿弥に戻るだけです。いつもの企業がいつも通りに補助金を利用して、茶碗の中

の水をかき回すだけで終わってしまいます。

今こそ新規起業を促す仕組みが必要です。

行政やそれに準じるような機関は国民市民の意志に基づいて存在しているはずです。

困難な状況を突破するために今までに無かったような新しいサービスや商品、価値が誕生するような

制度を整備し、その動きを後押しできることを切に願います。

「運命は変えることはできないが、人生は切り拓くことができる」

命の尽きる日はいつかきっとやってきますが、その日その瞬間までどう生きるのか?

それが問われる時代、状況になったとつくづく感じています。

今までの社会のあり方と闘う毎日、毎時間の連続です。

これが私の「生き甲斐」です。