「すだち」と「かぼす」の違い、分かりますか?

2021年7月28日(水)皆さん、こんばんは!

出張などで東京に行った時に食事をしに入ったお店のスタッフさんとこんな会話をする

ことがあります。

店員さん「どちらから来られたんですか?」

私「高知県です。」

店員さん「あー四国ですね。」

私「えーっと、はい、四国ですね。その中の高知県ですけど、、笑」

店員さん「前に行ったことがあります。うどんが有名ですよね?」

私「・・・」

いかがですか?

この会話に引っかかるところはありませんか。笑

東北地域や九州の各県の所在地が今ひとつ分からない、という方がたまにいますが、

関東圏の方からすると四国は分かっても、何県がどこにあるのか、、までは今ひとつ

分からない、、という感じなんじゃないかと思います。

ということで、昨日は徳島県に出張しておりました。

夜、いろいろなご縁で繋がった徳島県在住の県民の皆さんと食事をしながら交流を

深めてきました。

高知県代表は私ひとり、他の3人は全て徳島県の皆さん。

ということで場所も人数もアウェー感満載で会食スタートです。

「藍」「阿波踊り」について話題が出ましたが、私にはやはりピンと来ません。笑

次に「すだち」が登場です。

「すだちとかぼすって何が違うの?」

「すだちよりゆずの方が親しみあるよねぇ」

というのが私の印象。

で、すだちとは?という話題になるわけです。

徳島の方曰く

「まずは表面の色。まだらなく均一な綺麗な緑色をしている。そこにこだわりがある。」

「そして大きさ。大きいのはすだちではない。卓球の球ぐらいの大きさがすだち。」

「皮の薄さ。皮が薄くないとすだちではない。」

というようなことを言ってました。

すだちは徳島の名産品、かぼすは大分県の名産品のようですね。

なるほど!

郷に入れば・・の格言のとおり、ここはゆずのことは忘れて徳島のすだちを楽しみます。

で、お刺身ですが、このようにすだちがついてきます。

高知で刺身を頼むと刻んだにんにくや茗荷がついてきますが、その姿はありません。

そして、かぼすをハイボールと合わせてみました。

いいですねぇ。ゆずのような強い主張はなく、代わりに上品な香りと酸味がほんのりと

存在しています。まさに夏向きの爽やかな柑橘ですね。冷奴に振りかけたり、冷たいうどん

にも合いそうです。

高知に戻ってもしすだちを見かけたら、いろいろ試してみたいですね。

高知県と徳島県、隣同士でありながら、日常生活の中ではそんなに交流する場面を見かける

ことはありません。お互いの県の文化や習慣をよく知らない、というのが正直なところ。

昨夜の食事会で私も「すだち」「藍・藍染め」「阿波踊り」について理解を少しだけですが

進めることができました。

混沌とした社会状況の中でも、ささやかな範囲でお互いの交流の機会を持っていきたいですね。

とても気持ちの良い夜でした!

徳島県の皆さん、ありがとうございました!