椅子を片付けるにも行動経済学を取り入れる。

2022年9月26日(月)皆さん、こんばんは!

今日はNPO向けのファンドレイジング(活動資金調達)に関するアドバイザーとして

業務を担当してきました。高知県社会福祉協議会が運営する仕組みで、高知県内の

NPOにファンドレイジングの企画立案やアドバイスの専門家を派遣する、という

内容のものの、その専門家を務めています。

さて、およそ2時間のアドバイスが終了し、会場内にあるテーブルと椅子を元に

戻そう、、と片付け作業をしていると、椅子を保管する場所になにやら書いて

あるのを発見。

なんて書いてあるのかな。

「椅子の片付け。積み重ねは10脚まででお願いします。」とあります。

なるほど、高く積み上げたり、そうでなかったりすると見た目もまちまち感が

あって気持ち良くないですもんね。

というか、私が座っていた椅子を重ねるとき、このメッセージを見て思わず10脚

かどうか、数えてしまいました。

これって「行動経済学」的ですよねぇ。

最近だと「ナッジ」(人がそうするきっかけ)みたいにも言われます。

10脚、と書いてあれば、その数を積んでいるのかチェックしたくなります。

これを「椅子は積み重ねてください」とだけしか書いてなければ、わざわざ

数えるようなことはしません。

10脚、と書いてあるので思わず数えてしまいました。

うまい仕掛けですね〜。